戯言と作品レビューや分析のブログとその時の思いつき。

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 タイトルに深い意味は無いです。前エントリを書いている流れで書いたんだけど、はみ出た部分をまとめてみました。

 セカイ系を語る、といってもそんなに親しんでいるわけではないけど、その生理はわかるような気がする。自分=世界である。例えば、他者というノイズはそのイコールを脅かすけど、ノイズは極力排除しようと思えばできる環境が同時にある。ボランティアをすれば世界が変わると思っているような人がいるけれども彼らの中では、自分=世界が結びついている。

 世界を爆発によって変えるのではなく、認識するフィルタを取り替えることによって変えてしまう試みとでもいえるだろうか。これは、現実の「超越性」を「非日常」が担保できなくなったということに対する一つの答えなのかもしれない。世界の超越性は、まさに自分の内側にのみ存在している。

 いわゆる萌えも同一の地平にのっているといえなくもない。村上隆の展覧会の図録『リトルボーイ』の岡田×森川対談、『嫌オタク流』対談などを参照点として語る。岡田のいう『オタク・イズ・デッド』と、『嫌オタク』とは何かである。

0300102852Little Boy: The Arts Of Japan's Exploding Subculture
Takashi Murakami
Yale Univ Pr 2005-05-30

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4778310012嫌オタク流
中原 昌也 高橋 ヨシキ 海猫沢 めろん
太田出版 2006-01-24

by G-Tools



 『嫌オタク』に関していえば、オタクのみを評論しているわけではなくて、タコツボ化していく文化に対する苛立ちやつまらなさ、要するにどのジャンルを見渡しても縮小再生産しか起こっていないという現状に対する苛立ちを、わかりやすい(多分、その上本にしやすい)萌え産業をターゲットに、その縮小再生産を認証するオタクをターゲットに非難した本である。オタクが嫌いだというよりは、そういう文化的な状況が嫌いだとパンクスが吼えているという本である。

 一方オタク・イズ・デッドである。何が死んだのか。

 一言でいえば、商業主義の果てに「あえて」のレイヤー無きユーザーが戯れる表象が残されたのではないか。こういうと東浩紀的ですが。

 貴族としてのオタクとは当然、「あえて」のレイヤーを持っていなければならない。しかし、産業としてのオタクは「あえて」という枠を取り払わなければならない。

 偏差値が高いと商売にならないと、訴えたメディアファクトリー時代の角川の社長が言っていたというエピソードが紹介されていたけれども、その帰結として、消費者としての飼い慣らされたマスが残っている。この状況をおそらくは岡田は、オタク・イズ・デッドと呼んだのだろう。

 しかし、セカイ系にも萌えにもそういった動物的な状況があってはじめて花開いたともいえる。先のメディアファクトリーの戦略の大成功とでもいえばいいのだろうか。したがって、同じ現象を肯定低的に捉えたのが、萌えやセカイ系といったニュアンスであって、否定的にとなえるとオタクイズデッドになるのではなかろうか。
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 90年代前半のアニメを今見ると、そこには「セル」アニメとしかいいようがない色調・色彩や世界観があることに気が付く。初期のデジタルアニメのギラギラした色彩はわかりやすいけれど、どれだけデジタルアニメが「セル」を模倣しようとしても、いわゆるセルアニメとは、決定的な何かが異なっている。

 セルを重ねるという事によって生じる奥行き、レンズで撮るという事で生まれる微妙な歪み、色の抜け方、そういった物理的な特性に起因しているのかもしれない。色の発色もそうだし、アナログに特有の「透化光」、デジタルに特有の多彩な合成技術といった技術面の影響。ともかく受ける印象が違う。それに加えて、物理的な制約ではない様式の違いもある。

 『巨人の星』を見ると、あまりにも今と違う映像文法・文体で作られている。タッチをつけた線。もちろん、スタジオによっても違う。虫プロ、タツノコ、東映動画。日本のアニメスタジオ数あれど時代に応じて数種類のグラデーションが描ける気がする。

 他にも、使われている技術の流行廃りがある。画面の全体の8割が透過光で作られているかのような画面。これは充分に美しい。けど、おそらくはきっとこの感覚を今作れといっても、作れないのだろう。「なんでも鑑定団」とかで「骨董品のツボがある時代のある工房でしかできない色味をしていて、今、それを再現しようとしても出来ない。失われた技術だ。」みたいな解説を聞くけど、まさに同じだ。

 テレビアニメやジブリのデジタルアニメ化などを見ていると、セルアニメの模倣をデジタルアニメ化しようとしているように思う。対極にいる作り手の一人が細田守だろう。 細田守はデジタルアニメの答えを見つけてしまったんじゃないだろうかという気がする。勿論、答えは一つだけではないにしても。

 『時をかける少女』のアニメ化で細田守という人を知って、遡って、『デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!』を見た。現象的には、押井守の『パトレーバー2』に似ている。人気のある原作の映画化で、原作を半ば無視して(よく言えば作品の可能性の中心をすくい取って)、純度の高い映像世界を作り上げている所など。




以下、ネタバレこみで進行します。
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時間ないので、メモのみ。

4話は崩れてるのか、個性的なのか。
ナディアの島編的な扱いでいいのかな。
充電期間で遊ぶというか。

奥からの走りが極端な金田パースで面白かったり、個別には面白いんだけど統一感が無い感じ。

こういう会があるから、1話~3話までのクオリティがあるんだよね。最終回には期待していいんだよね。ということで。

1話~3話までをベースに以下。

唯根性的な世界観とストーリー運びは好き。
だが、絵や演出といった映像の力が無いととたんに説得力が無くなるのが不思議(4話)。

世界観がきっちりとある。動物にしろ、地上人と地下人。人類と獣人。背後に膨大な世界観が構築してあるのが見ていてわかる。王立宇宙軍、ナディア、トップ、エヴァと繋がるガイナックスのSFらしさ爆発という感じ。

あとは絵作りも下品だし、動かしたくて動かしている感じが伝わってくるし、最初に書いた良い意味での(終わってみないとどうかわからんが)息切れ感もある意味ガイナックスぽい。

3話の冒頭の「長い」刀を使っての戦闘シーンは凄まじかった。瞬間風速では、テレビアニメを超えてはるか遠くにいってしまう。そういう偏った人材投下が面白い。

あとは、無駄無駄無駄(ジョジョ)~クロスカウンター!?(明日のジョー)という、萌えじゃなくて、燃えに参照点をおいたパロディ感覚も懐かしい。

3話の最初の合体の間抜けな感じ(ドリルをただ突き刺すだけで、顔の目が死んでいる)。もちろん、後ではきっちりと決めてくる。こういったギャグも独特。トップでのロボットが鉄下駄をはいている的な距離のとり方とでもいおうか。

いや、もちろん、細かいところでは違うとは思うんだけど、なんとなくガイナックスっぽいというブランド力をうまく継承できているのかなあと思った次第。

あとは、たたまなくてもいいから、風呂敷を広げるとこまで広げてほしいな。誰もが驚く最終回を作るとか。
メモのみ。

自己言及感がいい。
ーハルヒのエンディング。
ードラマCDとアニメ化の声優が違うっていう会話。
 神の見えざる手がってお前がいうな、笑。

ほんとに、パンしない。
カット割だけで、動きをつけようとしているように見えて、新鮮。

風景をメインにした絵作りとかも好き。

ドリルをメインにしたロボットアニメって、グレンラガンへの参照?
長期出張中といえば、いいんだろうか。
要するにネットとテレビにつながっていない環境に今いる。
なんとか、がんばって一週間に一度つながるかつながらないかという状態である。

それはいいんだけど、何が困るって、リアル斑目こと山本寛猊下初監督作品の「らき☆すた」がみれない事だよ!
半年前から楽しみにしてなのに、このしうちは何事か。

今、必死にネット環境を構築してみた。
で、らきすた第一話をようやく見ました。
次に、ネットに接続できるのはいつになることやら。

以下、レビューをしながら、山本寛演出を語ってみたいと思います。
⇒ 続きを読む
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