そういえば一年たちました。
βのおしりくらいから遊ばせてもらってますが、
ニコニコ動画を振り返ってみました。
新しく商売になるメディアだという視点は流通サイドには大事だろうけど、1ユーザーとして見れば、豊かな創造の場所が誕生している事こそが肝要に思えます。ニコニコのような発表の場所があるからこそ、モノをつくる。
節目、ジャンルの代表のような動画を選んでみたつもりだけど、こればっかりは人によって違うと思うので、うまく選べているか自信がありません。
ニコニコ動画は違法コンテンツの温床という固定観念にとらわれている人に、このリストを見てもらえたらと思います。
***
陰陽師は初期ニコニコの顔だろう。
今見てみると単体で300万回見られている。
なんだかんだといってニコニコの楽しさの基本が入っている。
皆で突っ込みながら動画を見るというスタイル。
コメントで「悪霊退散」と弾幕を張る。空耳で歌詞を張る。などなど。
ループものとして、はるぴったんと十勝。
ニコニコ動画は、二次創作に溢れている。
この2つは、アイデアが良くて簡単に作れて中毒性が高い。
ゲーム動画系も面白い。
ただ逃げてどこまでいけるかという勇者まつもとを紹介。
ボスはツールで飛ばしているみたいだが、それ以外はガチっぽい。
途中でニコニコがサービス一時停止になってしまって、ニコニコというよりはまつもとの冒険が終わってしまったのかと不安になった。
ゲーム系で、もう一つ。全自動マリオ。
ゲームの二次創作。プログラムを改造してそれをネタにする。
マリオ版ピタゴラスイッチ。
で、手が込んだものが増えていく。
代表として、魔理沙は大変なものを盗んで行きました。の比較映像。
元は、イオシスという同人音楽サークルのフラッシュ。
魔理沙のリミックスだけでランキングをやった動画とかあったなあ。なにより、ランキングが出来るだけ(100以上)の亜種が存在している事に驚いた。
今のニコニコを象徴しているのが
初音ミクだろうか。JASRAC登録に関するごたごたを含めて。このIevan Polkkaと数曲しか初音タグには無かったんだが、今やランキング常連。次々に新曲が生み出されて行く。
初音ミクによって、ニコニコは声を手に入れた。
ニコニコがニッチなメディアとして自立したんだなあと思わせる。
演奏してみたシリーズの代表として、お馬さんを。
他にも描いてみた、踊ってみたなどなど色々あるのだけど、割愛。
日本にはこの程度の才能を持った人が溢れているんだなあと思わせられる。
ニコニコは集まってくる人たちに癖があるのか、ユーザー数が多いはずのYouTubeにも乗っかっていない映像や音源がぽつんとあったりする。
日々量産されるMADも味わい深い。なかには、VHS時代を生き抜いたMADムービーがあったりもする。
ここでは、今日のランキングから一つ。日々、作られるパロディ。
原作への愛に溢れるパロディとしてほのぼの手書きひぐらしを。
ひぐらしは二期で原作を消化したわけで、三期は二次創作と同じ土俵にたつのかもしれない。はたして、これと同じレベルのものが作れるのだろうか。
ある時期から
ニコニコ動画自体がジャンルになったといおうか、場所自体がパロディの対象になっている。彼らの創作のモチベーションを邪知するに、コミケでモノを売る為の宣伝みたいな下心もあるだろうけど、ニコニコで見てもらう為につくるというような状況もある。それゆえに居心地が良く、それゆえにミク騒動は醜悪だった。
最後に何を持ってこようかと思ったのですが、これを。
荒らしでひどいことになっているが、
ニコニコ動画という場所で生まれた「組曲」。そして、それが海を渡る。良い話じゃないか。
▼最新エントリ一覧
・『うみねこのなく頃に』の違和感 ・ニコニコ動画をガチムチ兄貴が占領した件 ・メイド喫茶の進化。 ・地デジ時代の憂鬱。 ・世界観の転倒による純愛モチーフの再生;『ALICE♥ぱれ〜ど』レビュー/評論 ・秋葉原での通り魔事件について ・書評;世界に一つだけの潜水艦のはなし『海底二万里』 ・fateの桜ルートをやりながらメモ ・消費社会に咲いた徒花 『サクラ大戦』 ・ドルアーガの塔 第一回 ・太正浪漫堂閉店イベントレポート。ゲキテイ。 ・選択肢を変えた方が得なのか? ・書評;翻訳不可能な面白さ『ヤバい経済学』 ・書評;変わらない「日常」『ALL YOU NEED IS KILL』 ・運をねじ伏せる作戦の面白さ;いただきストリートポータブル