ニコニコ動画でプレイしている映像を見て、いてもたっても居られなくなって近所のゲーム屋に。携帯ゲーム機でやりたかったのと、DSを持っていないのとで、PSPで出ている「ドラゴンクエスト & ファイナルファンタジー in いただきストリートボータブル」を購入。
いたスト2ぶりだから何年ぶりにプレイしたのかわからないが、ともかくはまった。気がついたら時計の短い針が回っている感じ。

"ドラゴンクエスト&ファイナルファンタジー in いただきストリート ポータブル" (スクウェア・エニックス)
サイコロを降って行き先を決めるというボードゲーム。なんだけど、運が良ければ買って、運が悪ければ負けるわけではない。出た目に応じて、不運ならそれに応じた戦い方をしていれば、きっちりと勝利を収める事ができる。刻一刻と変わって行く盤面を見ながらああだこうだと考えながら、次の一手を考えるのが楽しい。『風来のシレン』などのダンジョンゲーに通じるかもしれない。
そして、相手をハメた時の気持ちよさ。とまってほしいと思った所に相手が止まって、大逆転とかたまらんですね。自分の読み、自分の行動、それが当たる/外れるっていうのは、ギャンブルの基本的な面白さがつまっているのではなかろうか。
練り込まれたゲームバランスもすばらしい。簡単には勝たせてくれない、相手の一歩先をいっていると安心できる感じで、油断しているとすぐに転落してしまう。だから、緊張感が途切れない。自分がセコいプレイをしているせいかもしれないけど、最後の最後まで勝負がもつれこむという展開が多すぎる。
ゲームの最終版でようやく一つのエリアを独占する。チャンスカードを運良く引けて、株を大量に買い占める(300か400)。増資をして逆転を狙うもトップの勢いには追いつけない。その時点で、コンピュータ(バッシュ)が目標金額に達成。あとはゴールにそいつが入れば負けが決定となるわけだ。そこで、なんとバッシュが離島に飛ばされる。そして、マックス増資を繰り返す自分。なんと、バッシュが離島でハマっている。スイッチを押したかと思うと、他のやつがスイッチを押し返す。その後、バッシュと10ターンくらい同じ、離島で過ごし、なんと、その隙に目標金額に。
ここまでの展開でもしびれていたのだが、ここからも凄かった。スイッチの押し合い。どちらが先に出るか。バッシュより先にワープゾーンを通れて、勝利を確信したと思ったら、なんと次のターンで同じワープゾーンを通ってバッシュがやってくる。3マス分くらいのリード。そして、最後の最後で、バッシュが4以上を出したら負けが確定するというシーン。なんとか、最後に運が自分に傾いてくれて1位通過。サイコロの目1個の差で勝敗が決した。
その時のスクリーンショットがこちら。この筋書きの無いドラマに感動した。

サイコロという偶然性が支配しているにも関わらず、作戦によっては充分に勝負ができる。偶然と戦略が絡み合ったあたりが、たまらない。
最後に文句をいうなら、FFやDQのキャラといただきストリートの世界は合わないという事だろうか。なんだよ、ぎんこう城ってという感じである。俗な世界観だけに、ファンタジーとの親和性はすこぶる悪い。プレイしていると気にならないけど、上にも紹介した、いたスト2のプレイ動画とかを見ているとね。
▼最新エントリ一覧
・ニコニコ動画をガチムチ兄貴が占領した件 ・メイド喫茶の進化。 ・地デジ時代の憂鬱。 ・世界観の転倒による純愛モチーフの再生;『ALICE♥ぱれ〜ど』レビュー/評論 ・秋葉原での通り魔事件について ・書評;世界に一つだけの潜水艦のはなし『海底二万里』 ・fateの桜ルートをやりながらメモ ・消費社会に咲いた徒花 『サクラ大戦』 ・ドルアーガの塔 第一回 ・太正浪漫堂閉店イベントレポート。ゲキテイ。 ・選択肢を変えた方が得なのか? ・書評;翻訳不可能な面白さ『ヤバい経済学』 ・書評;変わらない「日常」『ALL YOU NEED IS KILL』 ・運をねじ伏せる作戦の面白さ;いただきストリートポータブル ・『空の境界』の読み方