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麻生太郎が秋葉原でやった演説が話題になった。演説で出てきた話関係のネタの紹介とよもやま話(エントリが長くなってきたので二つにわけました 10.28)。
ローゼン麻生覚書はこちら→

映像前半→  映像後半→  テープ起こし全文→
当日の秋葉原の様子(アキバblog)→

 さて、ローゼン麻生についてはこんな所で、後は閣下の秋葉原での演説を見ていく。

 秋葉原での演説も、秋葉原という土地を意識して日本のサブカルチャーから始まった。

 ちなみに、麻生大臣はマンガについては知識が荒い。この秋葉原の演説においてもこんな感じである。

若い人、キャプテン翼知ってる人?

中近東に行ったらキャプテンマージトって言うんです。
今年あったワールドカップの世界大会で、フランスのジダンが、イタリアのトルッティがトッティが あなたは何でサッカー始めたんです?と聞いたら、皆キャプテンマージトのおかげだ。

これ日本人が書いてる漫画、少年チャンピオンに連載してるかな今 。

この漫画を読んで、あの世界一のサッカーのキャプテンになったんですよ。
(上のテープ起こしを元に読みやすく編集)


 キャプテン翼が少年チャンピオンに連載というのは、有る程度のマンガ読みならあり得ない認識である。友情・努力・勝利の名の下に過剰なインフレ技を繰り出すスポーツものといえばテニスの王子様にまで繋がる、少年ジャンプのお家芸である。
 けど、まあ思わず出てくる名前が少年チャンピオンというあたりが、手塚治虫が好きそう世代っぽいといえばらしいけど。

 ちなみに、トッティがキャプテン翼好きだというのは本当らしい。2ちゃんのログをまとめたサイト(→)を読むと、キャプテン翼のTシャツを着て報道陣の前に登場するは、日向のネオタイガーショットを練習して骨折するはやりたい放題である。

次に日本の文化が世界を席巻しているというお話である。

我々の世代、エルヴィス・プレスリーっていうのは絶対でした。 そしてその後の世代が多分ビートルズ。 世代によって音楽が違うが皆英語だった。

だからこれらの歌を覚えたい、思うんだったら英語で歌わないとかっこ悪かったから、カタカナ振ってでも英語で歌った。同じように 今、アジアの国々に行ってカラオケに行っても何処に行っても 全部J-POPは日本語で歌うんです、若いティーンエイジャーが。
(上のテープ起こしを元に読みやすく編集)


 こういう映像はyoutubeなどで今や簡単に見ることができる。
 思わず、思い出したのが、ポケモンの主題歌を口パクをする外人だろうか。→
 フランスのオーディション番組で日本のアニメ主題歌を絶叫する青年の映像も鮮烈だった。→

 フランスといえば、アニメ関係のイベントに6万人も人が集まる濃い国としても知られている。このサイトのレポートが詳しい→

ブログでも紹介したPLEYMOなんて、来日ライブで、ハードな音を求めてやってきたイカツイお兄ちゃんたちに、「ナウシカ歌おうぜ!」と強引に「風の谷のナウシカ」の主題曲を合唱させるという暴挙に出ている(笑)。


よりによって闇歴史のナウシカかよというのはおいておいて、海の向こうの国がこんなことになっている背景にあるのは、こういった事情のよう。

この年、フランス最初のテレビ局であったTF1はフランス社会を自由競争によって再建するというミッテラン政権の政策の一環として民営化されたばかりだった。民営化によって突然出現した放送時間の空白を埋めるために、すぐに使える作品が緊急に要請されたのであった。このようにソフト不足状態にあったフランスのテレビ局にとって、日本のアニメは安上がりかつ品揃え豊富な番組用のソフトの宝庫だった。ほとんど手当たり次第に買い付け、にわか作りの番組編成だったのが、またたく間にフランスの子供たちの心を捉えてしまった。日本のアニメは1981年の時点で3つのテレビ局で年間237時間放映されていたが、 1989年には5局で2611時間と80年代に10倍以上に増加した。


 演説自体は、日本の国際社会での立ち位置であるとか、高齢化社会への対応云々といった話へとつながっていく。

さて、ローゼン麻生は斯界では人気者であるという事は間違いが無い。だが、こうやってネタにする人の全てが、彼の政治姿勢を評価しているわけではないという事は、当たり前のことだが、念のために書いておく。

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